破廉恥座 旗揚げ公演
「前歯に染みる網タイツ」
1/13 ソワレ
at桜美林大学 徳望館小劇場

入場すると、舞台には砂嵐の映像。
音楽は2000年くらいの懐メロJPOPが途切れ途切れに。


開演。ナンバガの曲に乗せてのダンスから。

缶ビール?のモニターの為に集められた女たち。
不思議ちゃん、アル中、売れない演歌歌手、ゴスロリ、キャバ嬢風な元男、血を見ると錯乱する看護士?
それぞれのダークな背景は、自分じゃない誰かにテレビをザッピングされるようなモノローグで。全てを言ってくれないもどかしさ。

躁と鬱、狂騒と団欒をスピーディーに繰り返し、やがて突飛に血みどろなまとめ。音楽はミドリ/愛のうた。でもそれさえ砂嵐を挟んで団欒に。

ネタバラシ。なにかの実験の為に皆集められていた。研究員?とその助手。詳しいことは突っ込まず、フワッとまとめて終了。助手のサクリとした狂気。


段取り?が途中で吹っ飛んだのもご愛嬌?よくわからない。

楽日ということで、お祭り感覚なのか、終演からがグダり放題。
別に、今日初めて観に来たんだからそんなの知らないっすわ。役者陣の達成感溢れるハイテンションとの温度差マックス。所詮学生か、と言われてもしょうがない気が。残念しきり。
あの内容ならもっと突き放して欲しかった。ちょっと欲求不満。