NYLON100℃ 28th SESSION 「カラフルメリィでオハヨ〜いつもの軽い致命傷の朝〜」at 下北沢本多劇場

カラフルメリィでオハヨ―いつもの軽い致命傷の朝

カラフルメリィでオハヨ―いつもの軽い致命傷の朝

上のリンクは戯曲です。

観てきました。全編を通したバカバカしさ、を乗せている話全体のもの悲しさ。この2つの要素が上手いこと調和されていて、素晴らしかったと思います。これは「話の筋がうんぬんかんぬん」「あのオチはなんでんかんでん」とか言い合うような芝居じゃなくて、その刹那刹那、そのシーンをとりあえず楽しんだ後に、あの全体に漂っていた何とも言えない深い悲しみを余韻として楽しむものなんだなと思いました。演劇は本当に奥が深いものなのだと再認識。
山崎一と大倉と小松和重の演技が好きです。これに出てる役者はもう上手い下手じゃなくて観る側の好き嫌いですよ。小松和重の演技は素晴らしい「生」。「演」じゃ無くて、最早「生」。すげー。
オープニングムービーだけで金取れるなと思ったり。ちょっと泣きそうになった。
犬山イヌコの若々しさはみのすけのそれにちょっと負けてる。

こんな感じです。全体を通して言うと、みんな観たら良いよって事。つーか観た方が良い。今回のカラメリのDVDが出るんならば買ってしまおう。ついでに97'のも買ってしまおう。入江雅人の品川先輩なんて観るっきゃ無い。観るっきゃ騎士。言いたかっただけだからね。お疲れさまでした。